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和声や楽典の本って読んだことあります?
最近は「マンガでわかる…」みたいにとっつきやすい本もありますが、本格的なのは相変わらず専門書オーラを全力で出していますよね。
まあ、リアル専門書だから仕方ないですが。
ところで、そんな理論書系の本はいかにもお勉強って感じがしますが、実は知識だけではなく実際に鳴らしてそのサウンドを体感するのが大事だったりします。
(知識だけ知っているよりは、「体感ではわかるんだけど〜」の方が役に立ちます。)
それでそういった類の本はだいたい鍵盤で弾けるような譜例が載っているわけです。
かといってピアノ弾けない方がそのために一からピアノ練習するのも大変ですよね。
ギターで弾ける音楽理論書の名著
そこで、ギタリストのために「普段弾いているギターで覚えちゃおうぜ!」っていうコンセプトで現代ギターから出版されたのがこちらの本です。
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ギターのためのメロディーとハーモニー
ジョン・W・デュアルテ 著
小川 伊作 訳
本の内容と特徴
基本的なことは一通り押さえており、普通に楽典的なことから入り和声のことへ進んでいきます。
モダンなところまでやりますので各セクションはわりとざっくりな内容ではありますが、演奏に役立てるには十分だと思います。
そして、最大の特徴はやはり実際のクラシックギター曲の譜例が沢山載っていること。
例えば準固有和音が出てきたら、いくつかのギター曲の中からそれを使っている部分がピックアップされて譜例になっていますので、
どういう響きになるのか、どういう時に使われるのかを体感できるようになっています。
非常に実践的な内容ですが、ある程度ギターが弾けないとあまりにも普通すぎる本になってしまいますので、あくまでもクラシックギタリスト向けの本ですね。
残念ながら絶版らしい
「マジメに勉強しちゃおっかな」という人にはとってもオススメな本なのですが、どうやら絶版になってしまったようです。
一応Melbayからでている原著の方はまだ健在のようです。
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何か大人の事情でしょうか?
ギターのためのメロディーとハーモニーの訳をされた小川伊作氏の本も見つけました。
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ギター譜で学ぶ新楽典~実践的音楽理論の手引き~/小川伊作・著
内容は未確認ですが、目次を見るかぎりでは前著と似たような感じで良さそうな雰囲気です 。
今度確認してみよ。