皆さん、「クロスロード」っていう映画を知っていますか?
曲の「クロスロード」は知っていると思いますが、映画の方はけっこう知らないのではないでしょうか?
そんなわけで、今回は知る人ぞ知る伝説の映画「クロスロード」を紹介したいと思います。
伝説の映画
えーこの「クロスロード」、なぜ伝説かというと?
結構な豪華メンバーなのに全然売れなかったからです。
主演 ラルフ・マッチオ(ベストキッドのあの少年)
監督 ウォルター・ヒル(エイリアンシリーズの制作総指揮)
これだけ見たら期待しちゃいますよね。
でもいい人起用したから面白いとは限らないのが映画です。
ただ、そんな残念な映画で終わらせてしまうにはもったいない映画でして、たとえ内容がダメダメでも(失礼な!)音楽系の方には見どころが沢山あるのです!
音楽も超豪華
まず、なんといっても音楽があの
ライ・クーダー
なのです!
ブエナビスタでもお馴染みのすごい人ですね。
さらに、劇中で主人公が弾くブルースギターの吹き替えもライ・クーダーが担当してます。
どうですか?これだけでも見たくなってくるでしょ?
伝説の名演技?
でもそれだけでは終わりませんよー
この映画が伝説になったもう一つの理由は、
ラストに出てくる悪役ギタリスト役を、あの、
スティーブ・ヴァイ
がやっていることです!
さあ、ではヴァイの名演技が光るギターバトルシーン見てみましょう。
いやー素晴らしい、
主人公がエレキで弾いているパガニーニはヴァイ自身が吹き替えているにもかかわらず、この負けっぷり。
さすがです!
もうこれだけでも既に別タブでレンタル探している方がいらっしゃると思いますが、
まだありますよ!
クラシックギターの大御所も
この主人公はクラシックギターの天才なのに実はブルースが大好きという設定でして、アメリカのジュリアードの学生ということになっています。
ということで、ジュリアードの試験らしきこのシーンを見てみましょう。
こちらのトルコマーチ、クラシックギターをやっている方はピンときたかもしれませんね。
そう、ロサンゼルスギターカルテットの一員で、クラシックギター界ではおなじみのウィリアム・カネンガイザー編曲によるものです。
なんと、クラシックギターの吹き替えはカネンガイザーが担当しているのですねー
さらに、マッチオくんのクラシックギター指導もカネンガイザーがやっているのでフォームがそっくりです。
顔が切れて手元がちらっと映るカットはカネンガイザー本人の演奏でしょう。
ちなみに、こちらのパガニーニはカネンガイザーによるもの。
ヴァイとの聴き比べも面白いですね。
今はすぐ観られて便利
と、こんな感じで、ギターファンには盛りだくさんの内容となっております。
私がこの映画を知ったのはもう20年近く前で、
その時はレンタルショップなんかをあちこち探しましたがどこにもなく結局見るのを諦めました。
それが今ではネットでサクッと検索、ポチッとレンタルで見られちゃうんだから、便利になったものですね~
ギターファンはチェックしてみてくださいね!