つづいてミドルいってみましょ~。
第1位 上原 淳 アリア(ロジー)、 舞踏礼賛(ブローウエル)
音量充分な綺麗な音で、テクニックもあり、音楽的にもしっかりした演奏をされます。
アリアを一曲目に入れたのが良かったですね。
とてもキレイに演奏されて、うまく乗れたところで舞踏礼賛に突入できたようです。
舞踏礼賛は去年も弾かれたそうで、同じ曲でチャレンジ(リベンジ?)されて今回は優勝!
おめでとうございます!!
舞踏礼賛はリズムを前面に押し出しつつも、断片的なモティーフを紡いでいく曲です。
所謂現代曲の中ではトップクラスの「わかりやすい」曲ですので、「わかりやすく」演奏するのがコツかと思います。
ま、他の現代曲も同じですが。
そうそう、控え室はラスゲアード禁止で(笑)
第2位 坂本 亮 ソナタK208(スカルラッティ)、 グラナダの花(アンヘル・バリオス)
シニア部門に続き、こちらもかなりの僅差で2位になりました坂本さんですが、演奏の方はとても良かったと思います。
かなりの接戦でしたが、グラナダの花後半でちょっと危うくなったのと、音の線が少し細かったのが惜しかったところです。
単純に「音がでかい」というのはそれだけで武器だったりしますね。
「背が高い」みたいなものでしょうか?(違うか)
第3位 小西邦明 ワルツOp.32-2(ソル)、 アランブラの思い出(タレガ)
アランブラの途中から調子が出てきただけに、一曲目のソルが残念でした。
わずか1、2曲で実力を出し切るというのは難しいものです。
1曲目に得意な曲を持ってくるのも手かも。
第4位 中島 祝 アンダンティーノOp.31-5、 メヌエットOp.25(ソル)
非常に真面目な感じで、好感の持てる演奏でした。
クラシックに転向してからわずか3年でこの舞台というのがすごいですね。
今後が楽しみです。
第5位 守賀津雄 カンタータ第29番より第1曲シンフォニア、カンタータ第147番より第10曲コラール(バッハ)
1曲目はリュート組曲第4番のプレリュードでした。
かなりの難曲な上「止まりやすさ度」トップレベルのバッハ×2ということで、かなりのチャレンジャーなのでしょう。
実際演奏の方も、けっこうなスピードでガンガン押しまくっていましたが、弾き飛ばしまくったのと、しっかりと止まっていたのでこの順位になってしまいました。
もっと落ち着いたテンポで演奏するか、チャレンジャータイプ向きの曲を選ぶといいかもしれません。
最後の講評にもありましたが、コンクールということで、「難しい曲弾かなきゃ」と思ってしまうのか、難しい曲を選んでいる方が多かったですね。
同じく講評で言われていた調弦についても、せめて曲の出だしでは合っていた方がいいですね。
最初の調弦は制限時間に入っていないので、念入りに合わせて欲しかったです。
(みんな知っていたのかな?)
そして、皆さん使っているギターがみんな高そうでビビリました。
また来年も楽しみにしてます!
腕に覚えのある方、度胸試ししたい方、そろそろいっちゃおうかな的な方、みなさん参加しましょう~!