チェコ出身のクラシックギタリスト、パヴェル・シュタイドル(Pavel Steidl)
その豊かな音楽性と、卓越したテクニックで世界中から引っ張りだこの人気ギタリストです。
シュタイドル氏は、特殊奏法や演奏中の変顔が原因なのか、すっかり鬼才扱いされちゃっているようですが、演奏の中身は意外と様式を重んじる正統派です。
「え、この曲をこんなにしちゃうの?!」ということはあまりなく、どの曲も比較的その曲らしく弾くタイプです。
そんなシュタイドル氏お得意のレパートリーの一つが、カルロ・ドメニコーニ作曲のジミ・ヘンドリックス讃歌「Hommage a Jimi Hendrix」。
この曲はジミ・ヘンドリックスっていうくらいなのでロックなフレーズをモチーフにした曲で、基本クラシックでありながら、カッコ良く弾くのはクラシックギタリストにはちょっと難しい曲となっております。
しかし、様式を重んじるシュタイドル氏はこの曲もしっかりとロックテイスト入れて絶妙な演奏しております。
こんな風に弾ける人はなかなかいないですよー
流石な巨匠はそれだけでは飽き足らなかったのか、年々進化して2015年版(?)はこうなりました。
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ついに、シュタイドル氏のオリジナル曲「オブロフスカ賛歌」でも使ってるホーミーまでぶち込んできました。
いや~どこまでいってしまうんでしょうか。
ジミヘン讃歌、今後の進化も目が離せませんね。